プロジェクト

馬毛島

目的

馬毛島の沿岸部は、既に『生物多様性の観点から重要度の高い海域』として認定されています。今後は、陸上部も含めて「自然保護区」として認定してもらい、渡り鳥の研究、海亀上陸に関する研究、メダカの研究、そしてマゲシカが教えてくれる『自律的密度調節機構』を観察して実証できる貴重な環境を有する場所として、調査・保護・研究できる体制を整えていくことを目指します。
そのためには、まずは現在の馬毛島の状況について、国内だけなく、国外にも広くアピールし、その重要度について多くの人々に議論してもらいたいと考えています。

私たちについて

馬毛島国際署名キャンペーン(仮称)を立ち上げるにあたり、「Mageshima neighborhood」というネットワークを立ち上げました。
刻々と変化する馬毛島を取り巻く状況を鑑み、スピーディに、この状況を打破できるように、「組織」ではなく、「ネットワーク」として下記活動を展開します。

活動内容

  1. 国際署名キャンペーンの実施
  2. 馬毛島についての情報発信
  3. キャンペーン活動のための物販(資金集め)

プロジェクトメンバー

宇野裕未(西之表市議会議員)

宇野 裕未(西之表市議会議員)

1976年生まれ。種子島生まれ。

大学卒業後、国際交流を目的とした『地球一周の船旅』をコーディネイトするNGOピースボートにて、プログラムディレクターとして勤務。2010年に故郷種子島にUターンし、第一期「地域おこし協力隊」として赴任。過疎高齢地域における地域おこし活動の拠点として一般社団法人「なかわり生姜山農園」を設立、活動に従事する。

現在は、市街地にて、オーガニック商品を紹介・販売するカフェ「Rhizome coffee」を運営しながら、2021年1月に、西之表市市議会議員選挙へ出馬し、初当選を果たす。 地域おこし活動と、「体を元気にする食の提案」を発信してきた経験を活かして、誰もが笑顔で暮らせる西之表市を目指している。

川村 貴志・未菜(映画『島を守る』制作)

1969年北海道出身。 
画家。以前は各地を旅しながら、その土地の自然をデザインしていた。スタイルはドローイング(ペン画)で、作画は主に鉛筆とボールペンを使用。定住先を探していた折、絵のモチーフ(自然)に満ち溢れた屋久島に移住(2002年)。従来の 生き物好きが高じ、「屋久島生物部」なる組織を立ち上げ、ヤクシカやトカゲの調査などを始める。やがて馬毛島のマゲシカ調査に参加(2007年)。ヘリコプターからのカウント調査のみならず、島への上陸(国有地である海岸線のみ)も果たす。当時は乱開発が進む最中にあったが、海岸線には昔ながらの自然が残されていた。その際に見た、島の美しさに魅了され、現在に至る。ドキュメンタリー映画「島を守る」は、自身初めての長編作品となる。

運営事務局

団体名馬毛島国際署名キャンペーン
代表者宇野 裕未
所在地〒891-3116 鹿児島県西之表市鴨女町173番地 リゾームコーヒー 内
連絡先office@save-mageshima.com

賛同者

内野加奈子(海の学校主宰)

内野 加奈子(海の学校主宰)

海図やコンパスを使うことなく、星や波など自然を読み航海する伝統航海カヌー「ホクレア」日本人初クルー。歴史的航海となったハワイ―日本航海をはじめ、数多くの航海に参加。ハワイ大学にて海洋学を学び、ハワイ州立海洋研究所にてサンゴ礁生態の研究にも従事。自然と人の関わりをテーマにした執筆活動、絵本制作に携わる傍ら、日米の教育機関と連携して、自然をベースにした学びの場づくりに取り組む。慶応義塾大学SFC卒。土佐山アカデミー理事。著書『ホクレア 星が教えてくれる道』(小学館)は文科省認定高校教科書に採録。他、海の絵本シリーズ『星と海と旅するカヌー』『サンゴの海のひみつ』(きみどり工房)など制作出版。
馬毛島の対岸、種子島でも、2006年から「うみとも プロジェクト」を立ち上げ、宇野夫婦と共に、馬毛島を望むよきのビーチにて、教育プログラムを実施している。

協力者

立澤史郎(北海道大学助教)

立澤 史郎(北海道大学助教)

学生による野生生物保全活動(かもしかの会)で環境教育の遅れを痛感して高校教員に。1986年から2000年まで3ヵ月に一度馬毛島に渡りマゲシカの観察を続けるうち動物学研究に目覚め保全生態学研究の道へ。現在は熊毛四島と奈良公園で、市民調査手法を取り入れた“シカとヒトのいい関係を”模索中。また温暖化が進むシベリア(サハ共和国)で“先住民と野生動物(トナカイ・ホッキョクグマ・渡り鳥)のいい関係”を守る研究にも従事。北海道大学文学研究院教員(助教)。
その他の肩書き:理博(京大)、ロシア北東連邦大学教員(招聘教授)、元屋久島世界自然遺産科学委員、天然記念物「奈良のシカ」保護管理検討委員など。

© 2021 馬毛島国際署名キャンペーン